アクリルキーホルダーの人気が高まる中、やっと手に入れた限定品や、お気に入りのキーホルダーは持ち歩きたいけど傷つけたくないですよね。そんなときは、アクリルキーホルダーに保護カバーをつければ傷や汚れから防ぐことができます。市販のキーホルダーカバーは400円~900円位で意外とお高く、カバーのサイズが大きくなりがち。そこで、アクリルキーホルダーの保護カバーを安く簡単にできる作り方を紹介します。
なぜアクリルキーホルダーに保護カバーをつけるのか?
アクリルキーホルダーはアクリル表面に直接印刷するので、使う環境によって印刷部分がはげることがあります。バッグや鍵と擦れてアクリル本体が傷つくことも。キーホルダーを、たくさん下げた時のカチャカチャとなる音も気になります。
このような問題点もアクリルキーホルダーに保護カバーを着ければ、大切なキーホルダーの色剥げや傷から防止できて、カチャカチャと音が鳴る煩わしさからも解放されます。
必要な材料
ソフトビニール製のカードケースは、オフィス用品の通販サイトや100均で購入できます。ストレートヘアアイロンが家にない場合は、衣服用のアイロンでも作れます。
- ソフトビニール製のカードケース
- ストレートヘアアイロン
- ハサミ
- お気に入りのキーホルダー
保護カバーを作るのに一番大切なのが、保護カバーになる素材選びです。なぜカードケースがよく使われるのかというと、カードケースは名刺のような薄い紙を入れても落ちないほど密着性があり、保護カバーを作る時にキーホルダーの印刷面に空気が入りにくい特徴があるからです。薄手の軟質カードケースやポリ袋で自作することもありますが、薄手だと熱で溶けてしまうので、厚めで透明度の高いソフトビニール製カードケースがおすすめです。ケースのサイズは、アクリルキーホルダーの2倍くらいあると制作しやすいです。
カードケースにキーホルダーを入れる
それでは、作成手順を説明します。
まずは、カードケースにキーホルダーを入れます。キーホルダー先端の開閉部分をカードケースの中に入れないように注意して、アクリル板とキーホルダーをつなぐマルカンまでカードケース内に入れます。
カードケースを切る
カードケースを切る時は、キーホルダーの大きさより2cm~3cm大きめに切ることで、アイロンでくっつけるときに固定しやすく、のちのち失敗しても修復できます。
ヘアアイロンでくっつける
ヘアアイロンをカードケースにあててくっつけます。ヘアアイロンは高温170度~180度を5秒間くらいあてます。ヘアアイロンをあてたら、手を動かさないでグッと押さえるようにくっつけます。熱した箇所が少し冷めてから他の箇所にヘアアイロンをあてて、まずは全体をくっつけます。カードケースは高熱でヘロヘロになりますので、やけどに注意してください。
キーホルダーのすれすれまでヘアアイロンをあてて綺麗に仕上げます。その時、アクリルキーホルダーごとアイロンに挟んでしまうと、挟んだ箇所のアクリル板やカードケースが損傷するので注意してください。もし、アクリルの表面に空気が入ってしまったら、アクリル上部のキーホルダーが出ている隙間から手で押すように空気を押し出してください。
カードケースが冷めたら、指で形を整えながら全体がくっついているか確認します。くっついていない所があったら、再度ヘアアイロンをあてて修復します。
ハサミで切る
アクリルキーホルダーの形状にあわせてハサミで切ります。いきなりキーホルダーに沿ってギリギリを切るのではなく、余白をもたせて少しずずカットすると、くっつきが弱い所を修復できます。ソフトビニールは温めて硬化すると、裁断部分が硬く感じるので鋭利な角は丸く切った方が良さそうです。
完成
アクリルキーホルダーの保護カバーが完成しました!思ってたより簡単にできました!まるで売り物のように綺麗です。透明の保護カバーがキーホルダーにしっかり密着しているので、印刷の見え方も遜色がありません。
- 完成までの所要時間
- 10分
- 費用
- ソフトビニール製のカードケース:100円~
保護カバーを作るために新しく工具を購入する必要がなく、ほとんど家にあるもので自作できます。費用はカードケース代金のみなので安価で作れます。
作ってみた感想
初めてアクリルキーホルダーの保護カバーを自作しましたが、簡単に楽しくできました。お気に入りのアクリルキーホルダーをしっかり保護できそうです。印刷面の見た目も、カバーを着ける前と遜色がなく綺麗です。保護カバーは厚みのあるソフトビニール製のカードケースをえらんだので、高熱を加えても溶けて切れることがありませんでした。
今回の記事で紹介したアクリルキーホルダーの保護カバーを製作する方法は、安価で簡単に短時間で制作できるので、自作が初めての方にもおすすめです。アクリルキーホルダーだけでなく、ラバーキーホルダーに付着しがちなほこりからも守れるので、いろいろ試してみてくださいね。